あやや落書き。

偶には落書きでも。

絵に関してのコメントはpixivの方で書いたので、省略っ!

本当に書きたかったネタは、前回に引き続き『うしおととら』について。
ついに全33巻、読み終わりました! いやぁ! マジで久々に面白かった! てか、最近読んだ漫画が、どれも面白い。
この前の『20世紀少年』も良かったしね。
で。
今回、『うしおととら』について軽く感想というか、所感なんぞを書き連ねたいと思います。
あ、ネタバレには極力留意します。
えっと、思ったことを箇条書きに。
・とら、マジでイケメン
・うしお、単純明瞭元気で真っ直ぐな良キャラ
・全体を通してのストーリー構成が秀逸
・やや、最後の戦いへ向けての修行が足りない気がする
です。
▼ひとつめ
人気投票で主人公うしおを抑えて、堂々に一位になってしまう、妖のとら。うしおには「オメェはわしが必ず喰ってやるからな!」など粗野は発言ばかりし、物事を力で解決するような粗暴な面を持っていますが、うしおがピンチに陥ると、必ず圧倒的な力で助けに来てくれるのも、またとら。
記号化するなら、乱暴なツンデレ
そしてイケメン。惚れる。
▼ふたつめ
人質取られたら、絶対に手が出せなくなって、簡単に武装を解除してしまうような主人公。常に元気で、周りを明るくさせる。勉強が出来ないって意味で、頭が悪い。
しかし誰かの為に私憤を抑える優しさがある。
あと、眉毛が太い。でもこれが良い。昨今のヘタレ系主人公とは一線を画している。すごい真っ直ぐな生き方、在り方が人間と妖を繋げた。
▼みっつめ
これが一番書きたかった。
最終決戦、白面の者との戦いへと向けて、物語が収束していく流れの構成がとても上手だと思った。獣の槍の生まれた理由から、白面の者が生まれた理由。そしてとらと槍、白面の関係。途中、タイムスリップの話があって、そーいうのは簡単にタイムパラドックスを生む原因になりがちだけど、、、それも含めて歴史だったとするなら、まぁセーフっしょ。違和感無かったし。
白面の者と戦う為には、日本中の妖の協力が必要。更には、うしおの父を含む、法力僧達、そして対妖科学の研究者。自衛隊。日本中が力を合わせて白面と戦う。これら膨大な戦力を一箇所へと集中させるために、うしおととらの冒険はあったという、単純だが、大きな伏線。それらの行動には全て意味があった。
なんつーか。
獣の槍あたりの、歴史をしっかり掘り下げてくれたのが、話の収束感の一因を担っている、、、気がします(笑)
▼よっつめ
最終決戦の前に、ヒョウという符呪術使いがうしおを鍛えようとしたが、敵の襲来によって、うやむやになってしまった。結局、修行をしないままうしおは最終決戦へ臨み、勝利してしまった。
うーん……元々、槍のおかげで超人的な戦闘能力を得てるから、分かるんだけどさー。大体こーいうのは、精神的に勝ったら勝ちって分かるんだけどさー。
僕は、こーいうバトルモノは、修行のシーンって好きなんだよね。大体、修行終わってすぐのバトルだと「これが修行の成果!?」みたいな感じで、敵をフルボッコするでしょ? あの『俺TUEEEEEE!』って割と好きなんです。
そーいうのもあって、最終決戦に臨むからには、もう一段階くらい、試練を乗り越えて強くなった主人公に戦って欲しかったなぁ。
まぁ、最終決戦直前に生き別れていた母に出会って、精神ズタボロになって敵に遅れをとって負けて〜からの逆転、の為にはそーする必要があったかもしれませんけどねー。

とまぁ。
ざざざっと書きましたが、とりあえず『うしおととら』面白かったです。ちょっと古い感じの漫画かもしれませんが、興味があれば是非ご一読下さいませ。
ではでは。
また次回!